会社員の方なら、年に1度は受けないといけない健康診断。
健康診断の前日って食事を早めに食べないといけないんですよねー。
健康診断の前日っていうことを忘れて、うっかり飲み会の予定を入れてしまったら、どうしよう・・・なんて気になりますよね。
この記事では、健康診断の前日の食事は何時までに食べればいいかや、健康診断前日におすすめの食べ物、運動や飲み物も制限しないといけないのかどうかをご紹介します。
健康診断の前日の食事は何時までに済ませておくの?
健康診断の前日の食事は何時までに食べておくのがいいのでしょうか?
健康診断前日の食事は21時までに済ませるように、というのが一般的です。
ですが、健康診断の予約を入れたあとに、病院から案内や書類が手元に届きますよね。
その中にある案内に「前日の食事は〇時までに」と書いている事が多いので、その通りにしてくださいね。
なぜなら、病院によってや、受診内容・時間などによっても決まりが違いますので、病院の案内を参考にしましょう。
では、なぜ健康診断の前日の夜は絶食しないといけないのでしょうか?
それは、健康診断の受診内容に血液検査が入っている場合においていえますが、血糖値の数値が正確に測定できない為なんです。
血糖値は、空腹の状態で採血をすれば、異常がない限りは「99mg/dL以下」の基準範囲内の数値になります。
でも、食後に採血をすると、血糖値が上がりやすいので基準以上の数値が出てしまう可能性があります。
正確な検査結果が出ない=実際の健康状態を把握することができなくなる
となりますので、血液検査前は食事を摂らずに空腹状態で採血することが望ましいとされています。
ちなみに、基本的に血液検査の12時間以上前から食事を控える、とされています。
ですので、血液検査が午前中の場合は前日夜~絶食が必要ですが、午後からの場合は当日朝からの絶食となる場合もあります。
もし、前日の21時以降に食事をしてしまった!!なんて時は、健康診断当日に必ず申告しましょう。
食べたことを考慮して検査をしてもらえるか、別の日に検査になるかもしれませんが・・。
健康診断の前日の食事におすすめの食べ物!
健康診断の案内には、
検査前日は消化の良いものを食べましょう
脂肪分の多いものや食物繊維を多く含むものは避け、暴飲暴食はやめましょう
などと書かれていることがありますよね。
でも、消化がいいものだと、寝る時にお腹が空くかも・・・とか
食べている時も物足りない、とか感じてしまうかもしれませんね!
逆に、体重測定があるから、前日だけでも、食事を控えめにしよう、とか思う人もいるのでは?
でも、健康診断前日だけの絶食ですし、ちょっと我慢しましょうよー。
体重も1食食べなかったぐらいで劇的に減りませんので、重くないいつも通りの食事をすればいいですよ。
では、健康診断の前日の食事におすすめの食べ物をご紹介していきます。
消化のいい食べ物
- うどん
- おかゆ
- やまいも
- 豆腐
- じゃがいも(皮なし)
- 味噌汁・スープ(具なし)
- バナナ・りんご(皮なし)
- 白身魚
- 鶏ささみ肉
- ゆで卵 など
これらの共通点って消化が良い以外に「白い」食べ物ばっかりですね。
避けた方が良い食べ物
- 葉物野菜
- きのこ類
- 海藻類
- 豆類
- 揚げ物
- のり
- ごま
- 日本そば
消化のいい食べ物を使ったメニュー例
先ほど紹介した、消化の良い食べ物を使って、管理栄養士の資格を持つ私がメニューを考えてみました。
油は使わない方がいいので、和食にするといいですね。
- 卵あんかけうどん、卵あんかけ豆腐(うどんや豆腐に卵あんかけをかける)
- 白身魚に、味付けしたとろろを乗せて蒸す(ポン酢で食べる)
- 鶏ささみで茹で鶏か蒸し鶏(ソースは和風ソースかポン酢で)
- 味噌汁やスープの具をじゃがいもや豆腐にする
- 茶碗蒸し(鶏ささみや豆腐をいれてボリュームアップ)
意外といろいろ出てきました!
野菜があまり使えないので、この日だけは白い見た目の食事で我慢しましょうー。
健康診断の前日は軽い運動なら問題なし!
最近は健康の為に、ジムで筋トレや、ジョギング、ヨガなど運動をしている方が増えてきましたね。
習慣化している方も多いと思うので、健康診断の前日もいつもと変わらず運動しても大丈夫なのか気になるところです。
健康診断の前日の運動は軽い運動なら問題ないということで、ジョギングやヨガなどは問題ないとのことです。
反対に、軽くない運動=激しい運動となりますが、それはサッカーやバスケットボールなど、筋肉を酷使して、心肺機能に大きな負担がかかる運動はNGです。
また、激しい運動とは、サッカーやバスケットボール以外に、筋トレ・テニス・水泳・柔道・剣道なども当てはまりますので、
趣味などでしている方はご注意くださいね。
なぜ健康診断の前日に激しい運動はしてはいけないかというと、激しい運動をすることによって、腎機能が低下してしまいます。
結果、タンパク尿が生じて(=腎機能の異常)、健康診断の尿検査に異常が出る可能性があります。
合わせて、血液検査にも影響が出る場合があり、正確な結果が得られない恐れがありますので、健康診断前日の激しい運動は控えましょう。
健康診断の前日21時以降の飲み物は水で!
健康診断前日の食べ物は、消化の良いものを食べましょうとご紹介しましたが、飲み物はどうでしょうか。
健康診断前日の飲み物の制限があるどうか調べました。
血液検査のみある場合は、絶食が始まってからは、お水やお茶はコップ1杯程度なら飲んでも問題ありません。
控えるべき飲み物は、やっぱりアルコールです!
そして、糖分の入ったジュースなどや、牛乳、コーヒー、紅茶などの水以外の飲み物は血液検査や尿検査に影響が出る場合があるので、
飲まないようにしましょう。
また、胃透視(バリウム)検査を受診予定の方は、前日夜21時以降は絶飲食となり、お水も飲むことができません。
もし、喉が乾いた場合はうがいをします。
健康診断でより正確な結果が得られるよう、前日から準備を! -まとめ-
健康診断は年に一度しか受けないですが、それだけあって、結果がどうか気になりますし、できるだけいい結果を出したいと思うから、
普段しないような運動をしたり、食事を抜いてみたりすることもあるかもしれません。
健康診断の結果って、普段の生活習慣がそのまま数値で結果として出されるということだと思いますし、前日にあたふたしていつもの違うことをしても、
正確な検査結果を得られなくなる場合もありますので、いつも通りの生活をするといいでしょう。
一般的に、健康診断前日の食事は21時以降は絶食となることが多いですし、消化の良い食べ物は、
うどんやおかゆ、豆腐など白い食べ物ばかりで、物足りない・・・なんて感じるかもしれませんね。
たった1食だけ我慢すればいいので、健康診断前日の食事はご紹介した食べ物やメニューを活用して、早めに済ませて、激しい運動は控えて早く寝る!
これが一番です。
せっかく受診する健康診断なので、しっかり検査を受けて、体に異常はないかなど、正確な結果が得られるように、
我慢できるものは我慢しましょう!
◆健康診断のバリウム検査は拒否できる?・・・・・こちらの記事も参考にどうぞ。
◆健康診断の服装で体重の重さが変わる?・・・・・こちらの記事も参考にどうぞ。
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