防水スプレーは撥水スプレーと同じで雨の日に靴やカバンが濡れるのを防いでくれる便利なアイテムですね。
防水スプレーは靴やカバン、レインウェアだけでなく服にも使えます。
防水スプレーを服に使う目的は事前にスプレーしておけば汗やほこりを防止することができておすすめです。
この記事では、防水スプレーを服に使うと汗ジミやほこり防止になることや、シミになったときの取り方などをご紹介します。
防水スプレーを服に使うと汗ジミ防止に使える!
防水スプレーを服に使うと汗ジミ防止に使えて、女性だけでなく男性にもおすすめなんですが、防水スプレーには種類があるんです。
防水スプレーの種類は靴用、服用、金属用など対象物によって違います。
防水スプレーの種類について大きくはフッ素系とシリコン系にわかれています。
それぞれの防水スプレーの対象物と違うものにスプレーした場合は変色の原因になったり、機能性が失われる可能性もありますので注意です。
シリコン系・・・傘やレインコート
フッ素系・・・革靴やカバン(油をはじくことができる)
防水スプレーを服の脇の部分にスプレーすると、汗をはじいて服に汗ジミがつくのを防止できます。
ここで使用する防水スプレーは「衣類用防水スプレー」が一番好ましいです。
そして、防水スプレーを服に使う場合のポイントは、
- 防水スプレーを脇以外の部分にはしない方がいい
(防水スプレーすることにより通気性が悪くなるので、服全体にスプレーすると蒸れる可能性あり)- 防水スプレーの品質表示を確認する(服に使用しても問題ないかどうか)
- スプレーする前に汚れを落としておく
- 服を着る直前ではなくて事前に準備をしておく
服の汚れを落としたら、換気の良い場所でまんべんなく湿り気がするくらいまで脇の部分にふきかけて乾燥させます。
また、服を着たり洗濯すると防水スプレーの効果が薄れますので1~2ヶ月ごとに定期的にスプレーするといいですよ。
防水スプレーは黒い服のほこり防止にも!
防水スプレーは服の汗ジミ防止だけでなく黒い服にほこりがつくのも防止できます。
服にほこりがつくのは静電気が原因。
静電気を防ぐには化学繊維の服ではなく綿や麻、絹などの自然素材の服を選ぶといいんですよ。
ですが、静電気が起きにくい綿100%の服なのでほこりがいっぱいつくことがあります。
その理由は、例えば綿の生地の表面がデコボコしていて、そこにほこりが引っかかってしまうんです。
防水スプレーは繊維をコーティングして撥水効果を与えてくれるほか、ほこりも付きにくくしてくれます。
そして、黒い服にほこりがつくと目立って気になりますよね・・・。
黒い服についたほこりをガムテープでとろうとすると生地に負担がかかってしまうので防水スプレーがおすすめです。
防水スプレーを黒い服や静電気発生しにくい生地の服にホコリ防止で使用する場合は、
- 汚れをキレイに取り除いてからスプレーする
- ケチらずにたっぷりとスプレーする
この2点を守りましょうね。
防水スプレーがシミになった時の取り方は?
防水スプレーをふりかけるとシミになってしまったことがありませんか?
せっかくの靴やカバンや服に防水スプレーのシミがついてしまったら取り方を知りたいですよね。
防水スプレーのシミになった素材によって取り方が違うので、ご紹介します。
エナメル素材や合成皮革
エナメル素材や合成皮革は靴や財布、カバンなどに多く使われていますが、防水スプレーをかけることで変色やシミの原因となる場合があります。
革製品
革製品に防水スプレーをしてシミになった時の取り方は、もう一度防水スプレーをしてから乾く前に柔らかい布で軽くこすりながら拭き取ります。
こんなことをしたら、更に酷くなりそう・・と思いますが、革製品に防水スプレーのシミができるのは、防水スプレーがムラに付着して乾いてしまったことが原因です。
もし心配であれば、ステインリムーバーという防水スプレーを落とすアイテムがありますので使ってみると安心かもしれません。
ナイロン
ナイロンは傘によく使われる素材ですね。
防水スプレーをナイロンに使ってシミができるのは、防水スプレーが集中してかかってしまった可能性があります。
ナイロンについた防水スプレーのシミの取り方は、スポンジに固形せっけんを塗りつけて、シミになった部分を優しくこすり洗いしてしっかり水ですすぎます。
そのあとは陰干しでしっかりと乾かせばOK。
スエード
スエードは冬素材のバッグやスカート、ブーツにも使われていますね。
スエードは防水スプレーが必需品って感じがしますが、防水スプレーのシミが出来た場合の取り方は、ブラシで毛並みに沿ってブラッシングをしてください。
丁寧にブラッシングすることでスエードに付着した防水スプレーが取れて元に戻ります。
もし、スエードをブラッシングしてもシミが取れない場合は「スエード・ヌバック用クリーナー」というアイテムがあります。
ちなみに、防水スプレーでシミや変色が起きてしまう原因は、
防水スプレーを使用できない素材にスプレーしてしまった、ということです。
お手持ちの防水スプレーによって、使用できない素材がありますので、注意書きを確認してから使いましょう。
防水スプレーで服に最強のものは?
防水スプレーの種類は大きく2つにわかれるとご紹介しました。
防水スプレーの主流となっているのがフッ素系で、革靴やカバン、衣類全般に使えます。
フッ素系の防水スプレーは油や汚れを防ぐ効果もあるんですよ。
一方、シリコン系の防水スプレーは傘やレインコートに使われるので強力に水を弾きます。
ただし、シリコン系は油汚れは弾くことができませんので注意です。
こちらのネバーウェット NEOはテレビに取り上げられて話題になった防水スプレーで素材によっては服にも使えるシリコン系防水スプレーです。
また、フッ素系とシリコン系のいいところを合わせたハイブリッドタイプもあります。
ハイブリッドタイプの防水スプレーは通気性が良くて防水性も高いので、梅雨時のメリヤス素材の靴下やスキーウェアに最適です。
ちなみに、2020年8月16日放送の「林先生の初耳学!」で紹介されていた、フロロサーフという防水剤は一般向けの販売は残念ながらありません・・・。
防水スプレーは服にも使えて便利なアイテム! -まとめ-
防水スプレーはその名のとおり水を弾くアイテムですが、フッ素系とシリコン系がありスプレーする素材によって使い分ける必要があります。
防水スプレーを服の汗ジミやほこり防止で使う場合は汚れも防止できるフッ素系がおすすめ。
ですが、シリコン系の防水スプレーでも服に使うことができるものもありますので、防水スプレーの注意書きをよく読んでから使う方が良さそうですね。
そして、防水スプレーは梅雨時期には大変重宝しますが、冬の雪の時期やアウトドアの時など通年使える便利なアイテムです。
防水スプレーの使い方をマスターして持ち物を長持ちさせて大切に使いたいですね。
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