アイラップとは、レトロな箱に入ったポリ袋で岩谷マテリアルという会社が作っています。
アイラップはただのポリ袋と思いきや普通のポリ袋とは違い、いろんな使い方ができるアイテムなんです。
袋のラップ、と言われているアイラップは温めにも冷凍にも対応する上に、使い方はまだまだあります。
それで、アイラップはどこにでも売っていそうで私は見たことがなく、知る人ぞ知るアイラップなのです。
この記事では、アイラップとポリ袋との違いや、炊飯器で離乳食や冷凍保存に使えること、おむつの処理袋にも使えることをご紹介します。
アイラップとポリ袋の違いは?
アイラップは「袋のラップ」と言われているように、ラップとポリ袋の両方の性質をもった商品です。
アイラップの見た目は普通のポリ袋と同じですが違いはどこにあるでしょうか。
アイラップのサイズは横25cm×縦35cmでマチがあるので結構たくさん物が入ります。
そして、アイラップとポリ袋の大きな違いは耐熱・耐冷温度にあって、
- アイラップ→耐熱温度は約120度、耐冷温度は-30度
- ポリ袋→耐熱温度は約80~100度
と、全然違っていて、アイラップは電子レンジ、熱湯でボイル、冷凍・冷蔵庫で使えます。
普通のポリ袋に食品を入れて電子レンジにかけると袋が溶け出してしまう可能性があります。
そして、アイラップは防湿性が高く食材の鮮度も保ってくれるという優れもの!
さらに、アイラップは燃やしても有毒ガスが発生しないので環境にも優しく安心して使えるのでいいとこづくめのアイテムです。
ちなみに、アイラップは取り扱い店舗が少なくて、近所のスーパーでは見かけない地域も多いと思います。
そんな時は、東急ハンズやドン・キホーテでアイラップを販売しているという情報があります。
送料はかかってしまいますが、楽天市場でも取り扱いがありますよー。
アイラップと炊飯器で離乳食など作れる優れもの!
アイラップの耐熱温度は120度なので炊飯器で数種類の料理を作ることができます。
もちろん、アイラップがあればひとつの鍋で複数の食材を加熱することも可能。
鍋にお湯を沸かして、それぞれの食材をアイラップに入れればおかずが数種類作れますが、鍋の場合は鍋肌に触れると耐熱温度を超えてしまう可能性があります。
アイラップを鍋で使う場合は温度に気を付けないといけないので、ちょっと面倒に感じるひとはアイラップを炊飯器で使うのがおすすめ!
特に、少しだけ作りたい離乳食なんかはアイラップと炊飯器をつかうと超簡単に作ることができますよー。
アイラップと炊飯器で離乳食を作るメリットは、
- 少量で複数のおかずの調理が同時にできる
- 炊飯と一緒に調理できて光熱費の節約
- 水で茹でないので食材の栄養価が逃げない
と、いいとこづくめなんです。
そして、アイラップと炊飯器を使って離乳食を作る方法は・・・
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食材を適当な大きさに切って、アイラップに入れる
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炊飯の準備をして炊飯器に①を入れて炊飯ボタンを押す
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ごはんが炊きあがったらアイラップに入れた食材を取り出す(やけどに注意!)
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食材を袋から出して、裏ごしたり刻んだりする
と、とても簡単です。
ただし、気を付けることは油性の食品は加熱すると袋が溶ける可能性があるので避けておいた方がいいです。
アイラップは冷凍保存にも使えてしまう!
アイラップは防湿性が高く食材の鮮度も保ってくれる優れものということで冷凍保存にも使うことができます。
アイラップを冷凍保存に使う場合は例えばお肉だと下味をつけてそのまま冷凍してもOK。
アイラップにお肉を入れる時にアイラップを手袋代わりに使えば、手も汚さず洗い物が出ないので本当に便利です。
アイラップで冷凍保存して解凍する時のことを考えると、アイラップの口をしっかり結んでおけばそのまま流水解凍や湯煎で加熱もOK。
ちなみに、電子レンジで加熱する場合は結んだ口元をほどいて開けておくようにしましょう。
アイラップはおむつの処理袋としても活躍!
アイラップの変わった使い方としておむつの処理袋として使っている人が続出しています。
赤ちゃんがいるご家庭ではおむつの処理方法に困るときがありますよね。
特に、温度が高くなってくると臭いが強くなってくるのでどうにかしたいもの。
そんな時のアイラップは専用のゴミ袋ではないので完全に防臭はできませんが、臭いはかなり軽減されるようです。
さらに、アイラップにおむつを入れて中の空気を抜いて圧縮するようにして、結ぶと臭いがほとんどしなくなるとのことです。
アイラップの良いところは、1箱に60枚入って120円程度で買えるコストパフォーマンスの良さ。
ケチケチせずに使えるところが主婦の味方ですね。
アイラップは低価格で万能のアイテムで使い方はいろいろ! -まとめ-
アイラップは一応全国区の商品なんだそうですが、北陸地方では特に定番の人気商品です。
その証拠にアイラップの売り上げの75%が新潟、山形、富山、石川、福井に集中しているんだそうです。
アイラップの歴史は約40年と結構長く愛されているポリ袋で、その品質を維持し続けています。
アイラップを調理や冷凍保存やゴミ袋など家庭での万能アイテムと思われがちですが、キャンプやアウトドア、災害時などの非常事態時にも使えると言われています。
お鍋ひとつさえあれば、アイラップでご飯も炊けますので、キャンプにはうってつけですよね。
アイラップの使い方はまだまだありそうなので、オリジナルの活用方法を探してみるのも楽しそうです。
アイラップが簡単に手に入らない地域もありますが、通販でも買うことができますので是非定番のアイテムとして常備してみてはどうでしょうか。
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