保育園・幼稚園や小学校などの入学式の服装って少し悩みませんか?
結婚した時に両親が誂えてくれた着物があって、着てみようかな・・と思うものの、
手持ちの着物の色は入学式に着ても問題ない?
着物を着て入学式に出席するお母さんなんて少ないのでは?
などと少し躊躇するかもしれませんね。
でも、あまり着物を着る機会がないのなら、是非、着てみませんか?
この記事では、入学式に着物を着る母親が失敗しない色についてや、入学式に着物を着る人の割合、着物のコーディネートについてご紹介します。
入学式に着物を着る母親が失敗しない色は明るい色!
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結婚する時に着物を誂えたので手持ちの着物がある人も多いでしょう。
手持ちの着物の色は、きっとダーク系の色よりも、明るい色の訪問着などではないでしょうか。
手持ちの着物の色が明るい色の訪問着や色無地であれば入学式に着てもOK。
入学式に着物を着る母親が失敗しない色は、明るくて淡い色合いの色です。
入学式には、喜びや希望を表現する、淡いピンクやクリーム色、藤色などが似合います。
また、柄は桜柄などの季節感のあるものや古典柄、色無地にすると、目立ち過ぎず上品に見えますよ。
そして、お子さんとの記念撮影の時も、淡い色合いの方が写真映えして◎です。
ちなみに、入学式の主役は子供たちなので、母親が目立ち過ぎてはいけませんが、あまりに暗い色の着物を着ていると華やかさに欠けますよね。
入学・入園する学校の風習や地域柄なども影響する場合があるので、ご近所さんで上級生のお子さんがいるママさんにリサーチしてみるのもいいでしょう。
入学式に着物を着る人の割合は1~2割程度
入学式に着物を着ていくと、目立って浮いてしまうのでは?と考える方もいますよね。
入学式に着物を着るお母さんの割合は、学校にもよりますが、1~2割程度だそうです。
1学年に5~6人とか、入学式全体で10人程度とか・・・そんな感じです。
洋服より着物の人が圧倒的に少ない、という意味では「目立つ」のかもしれませんが、浮くことはないと思います。
明らかに変な着方とか、振る舞いが雑とか、であれば浮くかもしれませんが、
逆に「着物を着れるなんてスゴいねー」とか「着物がステキ」なんて注目を浴びるかもしれません。
入学式で着物に黒羽織を羽織るのはよくない?
入学式に着る着物として黒色を選ぶ人はまさかいないと思いますが、昭和40年代には「黒羽織」という名前のままの、黒い羽織が流行っていました。
卒業式や入学式には、黒羽織を羽織って出席する人がほとんど。
写真のとおり、誰もかれもが、黒黒くろ・・・。
そんな時代がありましたが、時代の移り変わりと共に最近では黒羽織を全く見かけなくなりました。
ですが、黒羽織もアンティーク着物として、若い人が母親や祖母の黒羽織を受け継いだり、古着の黒羽織を買う人もいるそうで、
黒羽織、着たいなぁ・・・と密かに考えているひともいるかもしれませんね。
結論から言うと、入学式には黒羽織を着ても全然OK!
式典の間は脱いでおけば、さほど問題はありません。
でも、人によっては入学式は明るい色がいいとされているのに、黒羽織なんてどうなの?
と思う人がいるかもしれませんが、
黒羽織は、「礼装」や「準礼装」などの格はなく、洋服でいうカーディガンに当たるものなので、気軽に羽織ることができるんです。
細かいことは気にせずに羽織ってみてもいいのではないでしょうか。
入学式に着る着物の種類!気軽にレンタルもアリ!
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着物には、いくつか種類がありますが、正装とされている種類には、
- 訪問着
- 色無地
- 色喪服
- 付け下げ
の4種類があります。
この4種類の中で、「色喪服」はお通夜や法事できるものなので、除外します。
残された3種類の中で、「訪問着」の格が一番高いです。
お手持ちの着物はどの種類に当たるかはご存知でしょうか。
入学式に着ることができる着物の種類の詳細をご紹介しますね。
訪問着
訪問着は、既婚・未婚を問わず、結婚式やパーティー、入学式や卒業式などの幅広い行事で着ることができます。
訪問着1枚あれば、子供のセレモニー系の行事には出席が可能ですよ。
背中に一つ紋が入っていれば、格が上がって、三つ紋よりも堅苦しくないので入学式におすすめです。
帯と着物は違うタイプのものを組み合わせるのが基本です。
色無地
色無地とは、柄がなく、色は1色で誂えられた着物です。
紋が入れば、訪問着と同格になるので、結婚式や入学式、お茶会などの席に着ていくことができます。
入学式では、紋をつけなくても、品のある袋帯を締めるようにしましょう。
付け下げ
付け下げとは、訪問着と小紋の間に位置する着物です。
付け下げは、訪問着より略式ですが、現在では訪問着と同じ扱いで着る事が多いそうです。
ですので、正装として、ちょっとした外出着として幅広い用途で着ることができますよ。
もちろん、入学式にもおすすめの着物です。
ちなみに、訪問着と付け下げの大きな違いは、「柄付け」にあります。
着物は気軽にレンタルするのもあり!
インターネットの検索で、「入学式 着物 レンタル」で検索すると、入学式に着ることができる着物レンタルがたくさん出てきます。
お値段も安くて、肌襦袢や長襦袢、小物やバッグ、草履まで全てついているものもありました!
レンタル屋さんで全て用意されているので、着物のチョイスが変、などの心配も不要ですし、
着付けまでプランに含まれている場合がありますので、利用してみてもいいのでは?
>>着物レンタル・通販サイトの「きもの365」をチェックしてみる♪
入学式には礼装である着物を着てみよう -まとめ–
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入学式に着る着物で母親におすすめの色で、ピンクや藤色などの淡い色が、華やかでありながら、子供達よりも目立つことはありません。
入学・入園する学校の風習や地域柄なども影響する場合があるので、ご近所ですでに入学式を終えている方たちにリサーチしてみるのもいいでしょう。
入学式に着物を着てくるお母さんの割合は約1割ほどで、洋服よりも着物の割合が少ないという点では目立ってしまうかもしれません。
そして、昭和40年代に、入学式には黒羽織を羽織って出席する人が多かったことから、現在でも黒羽織を羽織っても問題はありません。
黒羽織には礼装の格がないので、カーディガン的な感じで使ってくださいね。
入学式にふさわしい着物は、「訪問着」「色無地」「付け下げ」の3種類です。
お手持ちの着物がどれに当たるか確認しておきましょう。
また、着物がない方で着物をきることに興味がある方は、気軽にレンタルするのがオススメです!
入学式は、フォーマルな場面ですので、礼装にあたる着物を着て行くことで、子供の晴れの舞台にふさわしく、先生方にも礼を尽くすことができます。
着物は、訪問着が1枚あれば、使える場面は意外とあるし、洋服のように頻繁に買うことがないので、コストパフォーマンスが良く、おすすめなんですよ。
着物に興味がある方は、入学式に着てみてくださいね。
●入学式の服装に悩み中。やっぱりスーツやワンピース?・・・こちらの記事もご覧ください♪
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