お弁当を作る方にとって、夏場は特に悩む時期。
せっかく作ったお弁当がお昼までに腐ったりしないかなど、色々心配になりますよね。
夏場だけでなくお弁当が腐るまでの時間がどれくらいか把握できれば、対策を講じることができます。
愛情を込めたお弁当を美味しく安全に食べてもらいたいですよね!
この記事では、お弁当が腐るまでの時間や温度について、腐らない工夫、保冷剤の数、避けたい食材をご紹介します。
お弁当が腐るまでの時間の目安はどれくらい?
毎日早起きして、頑張って作ったお弁当。
お昼にお弁当を開けてみると、なんだか嫌な臭いが!
・・・なんて本当に悲しいですよね。
お弁当が腐るまでの時間は、思っていたよりとっても短いんです。
夏場だとお弁当が腐るまでの時間の目安は、なんと2~3時間!びっくりですね。
逆に、涼しい季節は常温でも6~7時間ほどは大丈夫です。
そして、お弁当が腐る時間に大きく関わるのが、温度なのです。
お弁当がもっとも腐りやすい温度は、気温が35℃を超えるときです。
お弁当を35℃の中に置いておくと、たった2~3時間で腐ってしまうのです。
そして、お弁当が腐る原因、それは細菌やカビの仕業です。
細菌やカビは高温多湿が大好きなため、お弁当の中で大繁殖。
そのために、お弁当が腐ってしまうのです。
お弁当を作ってからたった2~3時間で腐ってしまうということは、お昼までに間に合いませんよね。
お弁当が腐らない対策を講じないと、夏は食べる頃にお弁当が腐ってしまうことになりかねません。
お弁当が腐らない工夫10選!
お弁当が腐らないようにするには、菌やカビが増えないようにすること。
菌やカビを抑えることができるお弁当が腐らない一番簡単方法は、抗菌シート。
抗菌シートという、菌が増えるのを抑えてくれるシートで、100円ショップでも数枚入りで購入できます。
ワサビ効果で約8時間の抗菌作用が持続♪1枚約10円なのでお手頃です
赤松を使って作られたシートなので、木の香りがほんのり移って抗菌もバッチリ!
お弁当が腐らないシートの使い方はとっても簡単。
お弁当につめた、ごはんやおかずの上にシートをかぶせるだけです。
8時間程度は抗菌作用が持つものもあります。
1回1回使い捨てですが、使ってみる価値あり!のグッズです。
ただ、抗菌シートは毎回使い捨てで、コストもかかります。
さらに、温度管理や衛生面に注意しないと抗菌シートの効果が薄れてしまうのです。
では、抗菌シート以外にお弁当が腐らない工夫が知りたい!そんな人に、腐らないお弁当を作る工夫をご紹介します。
食材をよく冷まして詰める
おかずが出来立て・熱いままお弁当に詰めてふたをしてしまうと、湯気がお弁当にこもってしまいます。
すると、湯気が水滴になってしまい、菌が大繁殖!
ごはんやおかずはお皿でよく冷ましてから、詰めましょう。
中までしっかり火を通す
卵焼きや、ハンバーグなどおかずは中までしっかり火を通しましょう。
生焼けでは、細菌が繁殖してしまいます。
おかずは濃いめの味付けに
塩や砂糖などの調味料は殺菌効果があります。
家で食べるより、少し濃いめの味付けにすると、おかずが長持ちしますよ。
また、ショウガやしそ、わさびなどの香辛料を入れると、菌にとても効果的です。
ご飯を炊くときに、お酢を入れる
研いだお米2合に、お酢大さじ1杯をいれて炊くと、抗菌効果で腐りにくいごはんが炊けます。
お酢のにおいは、炊きあがるとほとんど消えてしまうので気になりません。
おにぎりは、素手で握らない
おにぎりを、素手で塩をつけて握っていませんか?
手には、たくさんの細菌がついています。
よく洗った手でも、素手でおにぎりを握るよりも、サランラップなどでご飯を包んで、握るようにした方が衛生的にはいいですね。
キャラ弁は夏の間はお休みする
子どもたちに大人気のキャラ弁。
でも、作る過程でどうしても食材を触ってしまうことが多くなります。
菌が食材につく危険が多くなるので、キャラ弁は夏の間はお休みしましょう。
生野菜や水気の多いおかずは入れない
プチトマトやレタスを入れると、色どりがきれいなお弁当になりますね。
でも、生野菜は火を通していない上に、水分が多くすぐに腐ってしまいます。
汁気が多いおかずも、腐りやすいですので入れるのはやめておいた方が安全ですね。
手洗い、器具の消毒をしっかりと
お弁当を作るときに、菌をつけないことが、とても大切です。
料理する前は、必ず手をよく洗いましょう。
包丁や、まな板、菜箸もきれいなものを使ってください。
また、お弁当箱もきれいに洗ったものにしてください。
パッキンの部分も取り外して洗ってくださいね。
洗った後は、しっかり乾かしてから食材をつめましょう。
腐りやすいおかずは入れない
腐りやすいおかずとして、
- 炊き込みご飯
- サラダ
- ちくわやかまぼこなどの練り製品(加熱すれば可)
- チーズやハムなど要冷蔵食品(加熱すれば可)
- マヨネーズであえたもの
などがあります。
残念ですが、腐りやすい時期はやめておいた方がいいですね。
お弁当は夏場だと保冷剤を何個つけたらいい?
お弁当に夏場保冷剤を入れておくのは、腐らせないために大事なポイントです。
でも、保冷剤が1個だけだとなんとなく不安、でも数を増やすと荷物が重くなるし。
お弁当用に小さな保冷剤(30g)をと保冷バッグを使用すると、約1時間半もちます。
お弁当に夏場保冷剤を入れるときは、1~3個使うのがおすすめです。
また、保冷バッグと一緒に使うと温度が上がるのを防ぐことができます。
そして、保冷剤はお弁当箱の上に置くと冷気が上から下に降りて、お弁当を冷やしてくれます。
さらにお弁当の下にも置いて、お弁当をはさむ形にするのも、おすすめです。
保冷剤を入れる場所があるお弁当は便利です!
お弁当に漬物をいれると腐るので注意!
ごはんのおとも、漬物はおいしいですね。
でも、夏場は特にお弁当に漬物を入れると、お弁当が腐る原因になるんです。
浅漬けは、加熱しておらず発酵もほとんどしていません。
そのため、そのまま常温に置いておくと、菌が大繁殖してしまいます!
つまり、お弁当に浅漬けを入れてしまうと、大変なことになってしまうのです。
夏場のお弁当に漬物は、お弁当を腐らせますのでやめておきましょうね。
お弁当が腐る時間はあっという間!工夫して長持ちさせよう -まとめ-
お弁当は愛情をこめて作っても夏場に関しては腐る可能性が高いです。
お弁当が腐るまでの時間の目安は夏場は2~3時間とあっと言う間。
ご紹介したお弁当が腐りにくい工夫や、抗菌シートや保冷剤を取り入れて、できるだけ安全な状態で食べてもらいたいですね。
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