玉ねぎは血液をサラサラにするから体に良いとよく聞きます。
私は玉ねぎがあまり好きではないのですが血液サラサラになるというので無理して食べてきたんです・・・。
ところが、玉ねぎで血液サラサラになるというのは嘘という情報がありました!
嘘であれば無理に食べなくてもいいのでは?と思ったんですが実際のところはどうでしょうか。
この記事では、玉ねぎで血液サラサラになる話は嘘なのか、どのくらい食べたらいいのか、切り方や加熱した場合の栄養についてをご紹介します。
玉ねぎで血液サラサラになるのは嘘の話?
玉ねぎといえば血液サラサラで有名だと思っていたんですが嘘という情報が出ています。
どこからそんな情報が出てきたかというと、とある書籍で玉ねぎを食べても血液がサラサラにならないとか言われていました。
玉ねぎには血液サラサラになる栄養があるのかどうか実際のところが気になりますよね。
玉ねぎには血液をサラサラにする働きがあることは栄養学などでも言われています。
玉ねぎの可食部(白い部分)に含まれる含硫アミノ酸や調理などによって生じる含硫化合物が、血液をサラサラにするための成分であると言われています。
ただし、血液がサラサラになったからといって動脈硬化にならないとか脳梗塞にならない、ということではありません。
あくまで玉ねぎには血液サラサラになる成分が含まれていて、動脈硬化を予防する効果が期待できるということなので、
玉ねぎで血液サラサラになるのは嘘、という表現になったのかもしれません。
淡路島の玉ねぎは生で食べても甘くておすすめ!訳あり玉ねぎならお値段もお得ですよね♪
玉ねぎで血液サラサラになるにはどのくらいの量を食べるといい?
しかも、玉ねぎはいろんな献立に使えるの万能野菜といえます。
玉ねぎで血液サラサラになるにはどのくらいの玉ねぎを食べればいいのか知っておきたいところです。
玉ねぎの1日の推奨摂取量は50g。
玉ねぎ50gといえば中サイズの玉ねぎだと1/4個分なので4人家族であれば玉ねぎ1個使えばちょうど良いですね。
ところが、玉ねぎは1日の推奨摂取量を食べても血液をサラサラにする効果は7時間で消えてしまうという話・・・。
玉ねぎで血液サラサラを持続させようと思えば毎食ごとに玉ねぎを食べなくてはいけない、と思ってしまいますよね。
でも、あまり考えすぎずに毎日玉ねぎを50gぐらい食べるようにしておけばいいですよ。
また、玉ねぎは食べ合わせによって相乗効果を得ることもできるので活用してみるのもいいですよね。
玉ねぎと合わせると良い食材、調理法をご紹介しておきます。
玉ねぎ+トマト
動脈硬化、がん予防の効果が高まります。
手軽な調理法としてサラダがおすすめです。生で食べても効果は変わりません。
玉ねぎ+人参
肥満防止、美肌効果も期待できます。
おすすめの調理法は誰もが大好きカレー!美味しく食べて肥満防止も期待できるなんて嬉しいです。
玉ねぎ+納豆
硫化アリルと納豆のビタミンB1で疲労回復、不眠改善に効果アリ。
細かく切った玉ねぎと納豆を加えたおやきなどは手軽で美味しく食べることができます。
ちなみに、玉ねぎはたくさん食べれば効果を持続できる!などと思ってしまいがち。
玉ねぎを食べ過ぎてしまうことに問題はないのか気になります。
玉ねぎには「アリシン」という成分が含まれていて、悪玉コレステロールを減らす効果があります。
ところが、アリシンを摂りすぎると胃腸が強く刺激されてしまい、胃酸を大量に分泌してしまいます。
結果、胃もたれや吐き気など胃腸の調子を悪くしてしまいますし、場合によっては頭痛が起こる可能性もあります。
玉ねぎが血液サラサラになるからといって食べすぎるのはよくないですよー。
玉ねぎで血液サラサラになる切り方がある!
玉ねぎで血液サラサラになるためには最大限に栄養を摂取したいと思いますよね。
玉ねぎには血液サラサラになる切り方があるということでご紹介します。
玉ねぎをできるだけ細かく切る!
これが玉ねぎの血液サラサラ成分を効率的に摂取する方法なんです。
玉ねぎの辛味の元である硫化アリルが空気に触れるとアリシンに変化します。
アリシンは血液サラサラ効果にも繋がるものなので、細かく切ることで効果を十分に引き出すことができます。
玉ねぎをスライスした後に水にさらす、という方法があり私の母もよくやっています。
でも、玉ねぎを水にさらすとアリシンが失われてしまいます。
玉ねぎの辛味を少なくするには15~20分ほど常温で空気にさらす方が辛味も抜けて、栄養の抜け落ちる量を減らすことができるんです!
玉ねぎを切った後すぐに加熱するか、空気にさらすことで玉ねぎの辛味は無くなります♪
玉ねぎで血液サラサラになる効果は加熱しても変わらない?
玉ねぎは生でも加熱してもおいしいのですが血液サラサラということをポイントにすると
より効果を引き出すことができるのはどちらでしょう?
実は玉ねぎは加熱と生では栄養素が変わるんです。
玉ねぎが生の場合は「硫化アリル」が摂取できます。
硫化アリルは血液サラサラ効果に繋がる成分の代表です。
一方、玉ねぎを加熱した場合には「硫化アリル」が「プロピルメルカブタン」という物質に変化します。
プロピルメルカブタンは甘味の元になる成分で、玉ねぎを加熱すると甘くなるのはこのためなんですね。
また、プロピルメルカブタンは胃の粘膜を保護して胃の血流を促す働きがあります。
胃の調子がよくない時は玉ねぎを加熱して食べると胃に優しくていいですよ。
そして、玉ねぎを加熱する場合はゆで汁まで使える料理にすると栄養を無駄なく取り入れられますね。
たとえば、玉ねぎ入りのスープ、カレー、シチューなど。
玉ねぎで血液サラサラになるのは本当の話! -まとめ-
玉ねぎには血液をサラサラにする効果があり、切り方や食べ合わせによってその効果を十分に引き出すことが可能です。
そして、玉ねぎは水にさらすと栄養が抜け出してしまいます。
玉ねぎの辛味が気になる人は切った玉ねぎを水にさらすよりもしばらく空気に触れさせる方が栄養が無駄になりません。
また、玉ねぎは一度に食べすぎると胃を刺激することになるので注意したいところ。
玉ねぎは年中食べることができる野菜なので、少しの量でいいので毎日料理に取り入れる方がおすすめです。
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