6月に入るともうすぐ梅雨の時期ですが、梅仕事の時期でもありますね。
梅仕事と言えば、梅干し・梅酒・梅シロップなどいろんなものが手作りを楽しめますが、
梅シロップは小さなお子さんでも一緒に飲めるし美味しいのでおすすめです。
梅シロップを作って、毎日様子を見ながら瓶を振るのもこの時期ならではの楽しみ。
そういえば、梅シロップの梅は取り出す方がいいのかその時期は?
この記事では、梅シロップの梅を取り出す時期や使い道、出来上がりの目安、梅シロップの保存期間についてご紹介します。
梅シロップや梅酒の梅を取り出す時期はいつ?
まず、梅シロップの梅は取り出す方がいいのでしょうか。
梅酒の場合は、35度以上の強いアルコールで作るのに対し、梅シロップは梅と砂糖だけで作ります。
殺菌のために、酢や焼酎をほんの少し入れますが、殺菌力は梅酒より劣ります。
梅シロップの梅は入れっぱなしにすることでカビや発酵の原因となります。
そして、梅を取り出さないと、せっかく出た梅のエキスが梅の実に戻ったり、渋みが出たりしますので、長期保存をする場合は梅を取り出す方がいいです。
では、梅シロップの梅を取り出す時期ですが、梅シロップが出来上がったタイミングで取り出すのがベストです。
青梅で作った場合は、砂糖が全部溶けて梅の実がしわしわになった時が出来上がりの時。
黄色がかった梅で作った場合はしわしわというよりも、へこんだ感じになります。
ちなみに、梅のエキスが出切るのが梅を漬けてから10日~3週間で、長ければ1ヶ月ぐらい様子を見た方がいいこともあります。
気温などの環境や梅の状態でも変わってくるので、毎日瓶をゆすって確認をしてみてくださいね。
◆梅シロップに白い泡が出た対処法やカビがはえた時の対処法・・・こちらの記事もご覧ください。
梅シロップの梅の使い道!捨てるなんてもったいない!
梅シロップが出来上がって取り出した梅の実は捨てるなんてもったいない!
梅シロップの梅の使い道がちゃんとあるんです。
梅シロップから取り出した梅の実は梅のエキスが出てしまったので、あまり美味しくないですし、
実が硬くなっているのでそのまま食べるよりも加工するのがおすすめです。
エキスの出切った梅の実は、煮るとふっくらした梅に戻るんですよ。
また、種も利用できて、梅を余すことなく利用できちゃいます。
梅ジャム
一番おすすめの梅の実の再利用方法は梅ジャムです。
梅ジャムを作っておけば、パンやヨーグルトのお供に使えますし、甘いものが苦手な人はお料理の隠し味に使えます。
梅味噌
梅の実を種から外して刻み、味噌に刻んだ梅の実とみりんを加えて火にかけながら固さを調整すると出来上がり。
野菜のディップや焼きおにぎり、ご飯にのせて食べてもおいしいですよ。
煮物や漬け込みに利用
梅干しのような使い方で、煮物や漬け込みに使うとお肉や魚が柔らかくなります。
梅醤油
梅の実に同じ量の醤油をいれてつけておくか、種だけでも梅醤油が作れます。
醤油に梅の風味が移るのは1週間ほどで、2週間たつとまろやかになります。
冷ややっこやドレッシングなどそのままかけて食べるものに合います。
梅シロップの出来上がりの目安は?
梅シロップの梅のエキスが出切るのが10日~ということで、梅シロップの出来上がりは大体2週間ほどとなります。
梅シロップの出来上がりの目安は、
- 青梅で作った場合は、砂糖が全部溶けて梅の実がしわしわになった時。
- 黄色がかった梅で作った場合はしわしわというよりも、へこんだ感じになる。
ということですが、保存環境などでも違ってきますので、味見してみるのがいいでしょう。
自分の好みの味になっていればOKですし、まだ物足りなければさらに置いてみましょう。
梅の実がしわしわになっているのはエキスがたっぷりと出た証拠。
梅の実を入れたまま1ヶ月以上漬け込むと発酵していたり、エキスが出過ぎていて酸味がきつくなっていたりするので、
1か月以内に梅の実は取り出しましょう。
梅シロップは保存次第で5年も持つ!
梅シロップはいつまで持つかということですが、1年は冷蔵庫で保存可能と言われています。
でも、保存瓶の消毒をしっかりして、あまり開閉せずに冷暗所で保存すれば3年や5年後も美味しく飲むことが可能です。
長期間寝かせた梅シロップはまろやかで、とても美味しいですよ!
梅シロップは梅まで無駄にしないで楽しもう! -まとめ-
6月になると本格的になる梅仕事。
毎年、梅干しや梅酒、梅シロップを手作りして楽しみます。
梅シロップを作ったら、出来上がりは早くて10日後、遅くて1ヶ月後となります。
梅シロップが出来上がれば梅を取り出す時期が到来。
梅の実を取り出さずに置いていると、一旦出たエキスが梅の実に戻ったり、渋みがでてしまうのですぐに飲み切らない場合は梅の実を取り出しましょう。
また、取り出した梅の実はそのまま食べるよりも、梅ジャムを作るのがおすすめ。
甘いものが苦手な場合は、煮魚などやお肉の煮物にいれたり、梅みそや梅醤油を作って献立に取り入れてください。
そして、梅シロップは保存瓶の消毒をしっかりして、あまり開け閉めせずに保存できれば1年どころか5年経っても飲むことができます。
私は、毎年梅シロップを作って、1年後2年後と作った梅シロップを飲み比べしていました。
1年ものと2年物の色や味が全く違っていて楽しいですよ。
梅シロップは簡単に作れますので、是非種まで無駄なく楽しんでくださいね。
◆氷砂糖と砂糖の違い!・・・こちらをの記事も参考にどうぞー。
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